ヤマハ、ニュースギア水温警告灯点灯(オーバーヒート)する( 一一)そのわけは・・・( ゚Д゚)
どうもどうも 石川自動車 石川です
いつもご覧いただき ありがとうございます
プロ野球も前半戦が終わって一応折り返しになりました
我が阪神タイガースは、3連敗で借金2、で3位高望みしてしまいますがまあ上出来ではないかと思います
このまま後半戦も頑張ってほしいものです。
ここからが本題
今回は新聞屋さん御用達のバイク
「ヤマハニュースギア(UA06J)」です。
走行中、メーター、赤丸部分のランプが点灯するとのこと
(画像がぼけてしまっている
)
とりあえず、エンジンをかける、しばらくすると、水温警告灯が点灯する
、いわゆるオーバーヒートってやつですね。
よくよく見るとリザーブタンクの冷却水の量がほとんど変わっていない
加圧減圧がうまくいってないのかなと、ラジエータキャップを外すと・・・
ゴムがびろ~んと伸びてしまっている
ここで少しお役立ち
ラジエーターキャップの役割は??
1.冷却水の注入口の水漏れを防止する役割。
ラジエーターキャップの内側にはゴムパッキンが付いていて水漏れを防止する役割があります。
2.加圧、負圧によるオーバーヒート、破損等防止の役割。
a:ラジエーター内の圧力が上昇すると沸点も上昇する(約120℃)ため、冷却水は100℃になっても沸騰しなくなります。
しかし、ラジエーター内の圧力が上昇しすぎると冷却水の漏れや、冷却系統が損傷する危険があります。そのため、ラジエーターキャップの加圧弁(プレッシャバルブ)が規定圧力以上にならないよう制御しています。
ラジエーター内が規定圧力以上になった場合、ラジエーターキャップの加圧弁(プレッシャバルブ)が開き、余分な圧力をリザーバータンクに逃がすようになっています。
b:冷却水が冷えて収縮すると、ラジエーター内の圧力が低下します。
圧力が低下しラジエーター内が負圧になってしまうと、冷却系統が損傷する危険があります。そのため、ラジエーターキャップの負圧弁(バキュームバルブ)によりラジエーター内の圧力が負圧にならないよう制御しています。
ラジエーター内が負圧になった場合、負圧弁(バキュームバルブ)が開き、リザーバータンクから冷却水を吸い戻すことで圧力を調整しています。
加圧弁が開き圧を逃がしてやったり負圧弁を開きラジエータの中が負圧にならないよう圧力を調整し、ラジエーターの破損や沸点の調節をしています。
今回の場合はa:にあたりラジエータキャップの劣化により、加圧弁が正常に働かなくなり最高圧力が低くなってラジエーター内の圧力が低くなり(沸点が低くなり)オーバーヒートしやすくなっていたのではないかと思います
というわけでキャップを交換します
一応新品との比較です
後はまたエンジンをかけ、しばらくしても、警告灯は点灯しなかったので、これにて作業終了です
この度のご入庫ありがとうございました。