マツダ ボンゴ 水温上がらない
財団法人省エネルギーセンターによる燃費データの季節変動調査結果によると、もっとも気温が下がる2月がもっとも燃費が悪く、とくに寒冷地では全国平均に対して30%弱も悪化するとのこと。よって暖機完了までの時間が長くなったり、走行中でも水温も低いままになるため燃費はさらに悪化します。
どうもどうも 大阪 東大阪市の石川自動車です
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さて今回は
マツダボンゴ(SK82T)なんとなく暖房の利きが悪く、水温のメーターも上がらないとのこと
確かにエンジンをしばらくかけていてもゲージが上がらない(Cの方にべったりです)
そこでラジエータの壁を作り強制的にオーバーヒートになるような状態を作りました
するとゲージはHの方に上がりました
とりあえず、水温センサーとメーターの計器は正常と考えまして
サーモスタットを疑いばらしていきます
椅子やらパネルやらを外しサーモスタットを取り外しました
特に大変なのがサーモのキャップです。普通に整備書通りにやればめちゃくちゃ大変なので特に2枚目のボルトを緩めないとステーが邪魔してサーモのキャップを外すことができません
3まいめのようなかたちの工具を加工して整備書無視して取り外しました。
無事サーモを取り出すことができました
見ると閉じ切らず隙間があります。赤丸部分
サーモスタットを交換して、冷却水を入れ、エア抜き作業をして
作業終了です
無事ゲージも上がってきました、
一応今回の作業は以上で終了となります
サーモスタットについて少し・・・
サーモスタットは温度に応じて自動開閉することでラジエターへ流れ込む冷却水量を制御する働きを持ちます。水温が低い状態では、バネの力でサーモスタットが閉じられているため、エンジン始動直後は冷却水をエンジン内だけで循環させて素早い水温上昇を促します。水温が規定の温度まで上がると弁が開かれ、冷却水がラジエターに流れるようになるため、水温はおおむね80〜90度を維持するように制御されます。ところが、サーモスタットが開いたまま固着してしまったり、破損して開いたままになったりすると、常時ラジエターに冷却水が流れ込むようになり適切な水温調整ができなくなってしまうと、水温が過剰に低下してしまいます。こうなると、暖機運転完了までの時間が長くなるため極端に燃費が悪化します。また、速度が高くエンジン回転数が低い状態が続くと、低い気温と走行風によってラジエター内の冷却水がどんどん冷やされ、走行中にもかかわらず水温はどんどん下がってしまいます。オーバークールは、エンジンが過熱して故障にまで至るオーバーヒートのように、致命的な故障ではないため見過ごされがちです。とくに近年の車は水温計が備わらないため、ますます気づきにくくなっています。
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